飲食店、小売店、イベント、検針業務など拡がる「タブレット+プリンター」。

これまでハンディターミナルを利用していた業務シーンで、ハンディターミナルに代わって多機能なタブレットで行うケースが増えている。しかしタブレット自体にレシートやラベルを出力する機能はない。そこで必要なのがタブレットに対応したプリンターである。
タブレットを利用したレジ業務や決済業務、荷物の検収や検針業務、店頭での注文内容の伝達など、タブレットとプリンターを組み合わせて幅広く利用されているという。
プリンターの総合商社として、あらゆる業務の場面、ソリューションにマッチするプリンターを供給している株式会社CJPテクノロジー(以下「CJPテクノロジー」)に、タブレットとプリンターを活用している業務の例について話を聞いた。

大きさ、堅牢性、接続の方法。最適なプリンターを選ぶにはメーカーにとらわれないプリンターのプロの意見を参考に。


右、中央はBIXOLONのSPP-Rシリーズ。左のゼブラQLシリーズも2インチ、3インチ、4インチと出力内容、利用シーンにあわせて選べる。いずれも感熱式で領収書、検針票に使われる。

ハンディターミナルに代わってタブレットを使用するとき、例えばレジ決済業務での領収書やレシートの出力や検針業務での検針票の印刷などではモバイルプリンターをあわせて使用しなければならない。しかしタブレットとあわせて使用するモバイルプリンターを選ぶには、出力するものや使用目的、使用シーンだけでなく一緒に使用するタブレットのOSなどにあわせてサイズ、堅牢性、機能などいろいろな点を吟味して選択、採用する必要がある。メーカーや機種によっても大きさのバリエーションや対応可能な通信方法も異なるため、メーカーにとらわれず最も自社に合ったプリンターを選ぶことは重要である。

CJPテクノロジーはさまざまな条件や環境、目的にあわせて、どのプリンターが最も適しているのかをプリンターの専門商社として提案してくれるという。この他、外出先、屋外で使用する場合だけでなく、飲食店や小売店でもタブレットの活躍の場は広がっている。レジ業務でのレシートを印刷するレシートプリンターやオーダーを受ける端末としてタブレットを使用する場合にエントリーされたオーダーをキッチンに出力するキッチンプリンターとして防滴プリンターも同社で販売している。

タブレットと一緒に使用する際の接続方法としてはBluetoothで接続するかWifiを使用するかの2種類の方法がある。Bluetoothは多くのプリンターで対応しているが、タブレットのOSによって対応が難しいものもある。その場合はWifiに変換する機器を使用したり、場面によっては無線を有線にするアダプターを使う必要がある場合もある。またタブレットでプリンターを制御するためには開発ツールが必要であるため、導入にあたってはプリンターのプロに相談してみることをお勧めしたい。

飲食店でのオーダーエントリー、小売店でのレジ決済業務や値下げラベル出力なども「タブレット+プリンター」で。


タブレットで注文を受けて防滴のキッチンプリンターに出力し伝票として活用したり、タブレットをレジ端末として使用する際のレシート出力ができる。

タブレットとプリンターの組合せがどのような業務で利用されているのか見てみよう。
飲食店では場所を取らず導入コストも安いタブレットが普及し始めているが、その用途の一つとしてはオーダーエントリーが挙げられる。注文を受けてタブレットに入力、接続されているキッチンのプリンターにオーダー内容を印刷し伝票として使用。キッチンでは水などが飛んでプリンターにつく可能性があるため防滴仕様のプリンターが適している。その後、お客様が帰るときにはタブレットでレジを打ち精算という方法はすでに運用されているという。タブレットでのレジ業務は飲食店だけでなく小売店でも行われ始めており、その際にはレシートプリンターと接続し、レシートや領収書を出力する。


広い店内、倉庫、工場でのラベル出力や検針業務、イベント会場でのレジ業務など屋外で伝票や領収書を出力する時に活躍するタブレットとモバイルプリンター。ハンディターミナルからタッチパネルのタブレットに移行する例も少なくない。

また、ワゴンセールや特設会場での商品販売でのレジ業務モバイルプリンターとタブレットの組合せで対応している例もある。さらにカードリーダーと組合せてクレジット決済も行っているという。この他、小売店のタイムセールで使用する値下げラベルもハンディターミナルに代わって「タブレット+プリンター」で対応ができるという。

小売店だけではない。検針業務や訪問販売の決済も「タブレット+モバイルプリンター」で行われており、今後もタブレットとプリンターの組合せは幅広い業務シーンに普及して行きそうだ。




多種に渡るモバイルプリンター。利用場面、利用する人、使われ方、一緒に使うタブレットによっても適したものは違う!

Q. タブレットとプリンターはどのように接続するのでしょうか。OSや機種によってその方法は変わるのでしょうか。

A. 接続の仕方にはWifiで接続する場合とBluetoothで接続する場合と2種類があります。アンドロイドでしたらBluetoothで比較的簡単につながりますね。いまiPadの業務利用が増えていますが、iOSには規制があるためWifiを使って接続することも多いです。

Q. 2012年に登場した業務用端末で屋外利用や持ち歩きを想定して堅牢性を意識した製品が多くみられるような気がします。端末を活用する現場や業務によって落とす、壊れる、ということは懸念される点ではないでしょうか。

A. 「モバイルで持ち運びができる以上は堅牢であるべき」という声は我々のほうでいろいろと聞いています。私どもの最初に販売し始めたプリンターは堅牢性が高く、いまでもロングセラーの商品です。こちらは走っている自動車から落としても壊れないほど強いプリンターです。このときはフォークリフトなどで使うといった場面が多かったので堅牢性を重視していたんですが、女性のスタッフの方が訪問販売や検針業務などで持ち歩く場合など軽くてコンパクトなプリンターへの需要も増えてきました。当方ではそういうことも含めて最適なプリンターを紹介させていただいています。

Q. 同じモバイルプリンターでも場面によって、適しているもの、そうでないものがあるんですね。

A. そうなんです。同じ3インチでも全然違うんですよ。
堅牢性が高いタイプと持ち運びやすさを重視しているタイプ。持っていただくと分かると思います。

Q. 重さが全然違いますね。堅牢性が高いタイプはどんな場面で使われていますか?

A. たとえば倉庫なんかで使われていますね。そう言う現場ではある程度手荒く扱われても壊れない耐性が必要になりますので。また貨物に関わる現場などでも使われています。

出力する内容に間違いがないように、適切に入力するにはタブレットが◎。

Q. .プリンターを使用する場面は、タブレットが使われるケースの方が多いのでしょうか。

A. お客様の方ではタブレットを使われていることが多いようです。画面が大きい分入力もしやすいですし。スマートフォンだと業務用という印象が薄いこともあるでしょうね。個人的なメールをしているんじゃないかと、思われちゃいそうで。

Q. .入力はスマホよりタブレットの方がしやすいですよね。入力間違いがないと言うか。

A. 今回iPadminiが出たので、使いやすくなるケースも多いのではないかと。

Q. .たしかにタブレットもある程度まで小さいものの方が持ち歩きしやすいですよね。

A. そうですね。確かに持ち歩きやすいですよね。ちょうどいい大きさですよね。現状のタブレットではちょっと大きすぎる、という場面も多いと思うので。

Q. .やはり業務の現場でタブレットの利用が増えていると感じますか。

A. そうですね。徐々に増えてきてますね。タブレットに関する需要は。2年前から急速に伸びてると思います。軽くて、また安価で導入できますからね。これまでにも似たようなものはありましたけど、全然値段が違いますから。場所を取るパソコンよりもタブレットのほうが小さく持ち歩きできる点でパソコンの代わりにタブレットを採用するケースも多いようですね。

<取材協力>

株式会社シージェーピーテクノロジー
システムソリューション事業部  システム営業部次長  今川義久様
技術担当部長  亀井孝尚様

関連リンク:http://www.cjp-net.co.jp/


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