簡単に作れるeラーニングで、従業員の習得状況もチェックできる!

マニュアルの印刷や配布、習得度を確認するためのテスト、実技に関しては研修を頻繁に行うなど、従業員の業務知識の習得に長い時間を割き、大きなコストがかかっている、と言うことはないだろうか。タブレットなどのスマートデバイスを使ってそれらの負担を軽減し、従業員教育をスピードアップしている例が出てきている。とはいえ、アプリケーションを開発すると、それはそれで莫大なコストと時間が必要となる。そこで既にあるeラーニングの仕組みを利用して自社専用のデジタル教材を作れば、手軽でコストも抑えて従業員教育ができるという。どんな内容の従業員教育が効率化されるのだろうか。

教材を作れるだけでなく、習得状況のチェックや進捗を確認できるなど管理面も充実。


きちんと習得できたかどうかチェック。選択問題だけでなく記入欄も設定可能。

画像、動画を活用してオリジナルの教材が作成でき、別途DVDを見なければならないなどの学習時の手間が省ける。タブレットを使えばいつでもどこでも学習、見直しが可能。

くらふとわーくす株式会社が運営するeラーニングシステム「eden」では、教材や習得度をチェックするためのテストを、テキストの入力や画像、動画をアップロードすることで専門知識がなくても簡単につくれると言う。

教材は、習得内容についての解説を作成したり実技の習得の場合は動画を活用して、自社オリジナルの教材をつくることができる。作った教材を対象者がWEBで閲覧することができ、その対象者も「eden」の中で管理が可能。支社、部署、職種、役職などで対象者をグループで管理したり、Excelの従業員リストのアップロード、ダウンロードができるなど、管理しやすくなっている。

テストについては選択式問題、空欄補充問題を作成できるため演習問題による習得度のチェックができる。採点機能だけでなく、受講者のテストの進捗状況や誤回答、問題別の正回答率がわかるため、習得が進んでいない受講者に学習を促すメールを送ったり、なかなか習得できていない項目をピックアップして再度習得を促したり、その後の教材作りに活かすことができるのもeラーニングシステムならではの仕組みだ。

また必要であれば「eden」で作成した教材などをアプリケーションにすることもできるため、たとえばオフラインで教材を使ってもらいたい場合なども利用できる。

動画の活用のしやすさの他、育成のスピードをあげるeラーニングの仕組み。

紙の教材、実技研修といった人材教育のツールが全てeラーニングに置換えられるというわけではないが、内容によってはeラーニングに切り替えることでより効率化され効果的な教育ができる場合もある。

まず紙のマニュアルでは印刷、配布、改訂に時間とコストがかかり、マニュアルの量によっては利用者も管理や持ち歩きに負担がかかっていた。これをタブレットのマニュアル、教材に置き換えることで、これらの負担がかなり軽減され、改訂、更新の時間も大幅に短縮される。

利用者もeラーニングでもパソコンの前にいるときだけでなく、業務の現場や移動中でも学べるため学習効率が高まる。動画が見られることで文字では表現できない内容もマニュアル一つの中で習得することが可能だ。


回答後即採点され、回答とともに解説を表示させることができる。

従業員に向けて試験を行っている企業では、この「eden」のしくみは大いに活用できそうだ。何といっても採点、集計が素早くできるためフィードバックにも時間がかからない。このため習得状況に応じて教材を改訂するといったこともすぐにできる。進捗状況も確認できる点で、習得のスピードをあげるための具体的なアクションも取りやすい。

人材という企業の価値をさらに高めるために、人材育成は重要な業務だ。eラーニングに置き換えた方が効率が上がる内容であれば、ぜひ導入を検討すべきだろう。


eラーニングの長所、紙の教材の長所を理解して最適な人材育成の方法を選択しよう。

Q. これまでの様々な学習方法が、eラーニングに置き換わっていくことは考えられますか?

A. 最近タブレットなどの普及と合わせて、電子教科書などが再注目されていますが、学習環境が全面的にデジタルに置き換わるのはもう少し先になるかなと思っています。

Q. それはどうしてですか?

A. たとえば、紙の教科書とタブレットで見られる電子教科書を比べると、まだまだ紙の方が使いやすいからです。軽いし、書き込みも自由だし、パラパラとめくることが簡単にできて、解像度も高くて、値段も安い。このような紙の優れた点を、デジタル機器で同じように再現するには、もう少し時間がかかるでしょう。
ただしその一方で、採点や集計処理に関してはやはりデジタル機器を活用した方が圧倒的に楽だと思います。たとえば、紙のテキストを使って問題演習をする場合、問題集とノートと解説冊子を行ったり来たりしなくてはなりません。スマートフォンやタブレットであれば、1つの画面上で選択肢を選んでいけば自動的に採点や解説表示をしてくれます。間違えた問題だけをやりなおしたり、過去の演習履歴から苦手分野を抽出したりすることも簡単です。

Q. 紙の方がよい部分、デジタルの方がよい部分それぞれあるわけですね。

A. 「まとまった情報を読むための道具」という点では、タブレットとかスマートフォンが紙に追いつこうしている最中だと思います。最近は端末の解像度が上がったり軽くなったりしていますが、やはりバッテリーの問題もあるし、紙のようにパラパラととばし読みしたりすることは難しいです。
しかし演習に関しては、これまでは先生が手動で行っていた採点作業が自動化され、さらに誰が間違えているのか、どの分野が弱いのかということを自動的に抽出できます。そういった理由からも、全面的に置き換えるのはもう少し先になるとしても、できるところから徐々に、なるべくお金をかけることなくデジタル化を進めていくことは大切だと思いますね。

<取材協力>

くらふとわーくす株式会社
代表取締役  漆尾貴義様

関連リンク:http://lms.eden.ac


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