動画や商品の360°表示も。コストを抑え、手軽に配布できるiBookのパンフレット。

タブレットの登場でより一層進んでいるパンフレットやカタログなどの営業資料の電子化。しかし完全に電子資料に移行して紙の資料をなくすことは難しく、電子資料に多くのコストをかけられないことから、紙の資料をPDFファイルにしてそのままタブレットに表示して使用している企業も多いのではないか。タブレットによって持ち歩く営業資料を軽量化するだけでなく、タブレットの高い機能を使って営業力を高めるカタログ、パンフレットづくりを手軽にできないのだろうか。

紙のパンフレットを電子化してコストや負担を軽減。資料の質を向上…。でもそこにはいくつかの難点が。


重い紙のパンフレットを持ち歩いていたが、電子化されることで管理や持ち歩きの負担を軽減できる。

タブレットなどのスマートデバイスが登場するまで、外出先で使う資料はほとんどが紙の資料であった。カタログやパンフレットの改訂が多いと古いものの廃棄があり無駄が多く、印刷コストがかかる。またカタログ、パンフレットなど種類が多いと管理が煩雑になり、枚数が多い場合は持ち歩きも大変だった。

タブレットが登場してからは資料の電子化が進むが、紙のパンフレットをPDFにしてタブレットに入れただけでは、紙と同じようにペラペラとめくっていく必要があり、タブレットの操作性や表現力を活かした商談ができるパンフレットとはいえない。一方でカタログパンフレット類をアプリケーションにしてタブレットに入れ持ち歩くことで、動画再生など表現力に優れた資料を使うことができるが、アプリケーションの開発にはコストがかかる。さらにiPadでは、エンタープライズプログラムの登録をした上でアプリケーションを端末に入れる必要があるため負担は大きい。コストを抑えつつ、タブレットの利点を活かしたパンフレット制作として、電子書籍のフォーマットでパンフレットをiBooksで表示させる方法がある。電子書籍の形態にすれば、iBooksのアプリケーションは既にApple社からフリーで提供されているため、OSのバージョンアップがあっても問題ないという。また見せたい箇所を瞬時に探し出して見せることができる上、タブレットならではの表現力も高い。

配布の手間、コストをかけず、タブレットならではの表現が可能な電子資料はコレだ!


オプションで盗難防止用什器も提供している。商品棚のプライスレーン付近にマグネットで固定して設置できる。

まず電子化した資料のメリットとして、原稿が整えばすぐに使用できることが挙げられる。印刷コストを抑えてもアプリケーションの開発に費用がかかったり、利用できるまでに時間がかかるが、iBookの電子パンフレットでは大きなコストは必要なく、タブレットに手軽に入れられることから改訂したものをすぐに配布し簡単に使える。

また商品やその使用法、サービスの内容などを動画で説明するケースは増えてきているが、商品やサービスの特徴や競合との違いを深く理解してもらう上でパンフレットの中で動画を見せられるメリットは大きい。写真を見せ言葉で説明するだけでは伝わらなかったことも理解してもらいやすくなる。

さらに訪問先で商品の実物を見せるのが困難な場合、パンフレット上で360°の方向から商品を見ることも可能。紙やPDFのパンフレットではできなかった表現が可能である。大きなコストをかけてアプリケーションを開発しなくても、商談や顧客の商品、サービス理解の質の向上が期待できる電子パンフレットを制作できるのが、この電子書籍形式のデジタルパンフレットの利点である。

このデジタルパンフレットを制作するネットサポート株式会社では電子パンフレット配信サービス「DigiPam.com」を運営しており、一般公開せず代理店とか顧客にだけ渡したい資料をこのサイトアップし、IDとパスワードで権限を持つ人にのみに資料を提供できるサービスを行っている。

パンフレット制作コストを抑えて、使いやすさも向上。

Q. 実際に、紙の資料を電子化するとコストは減るのでしょうか。

A. 例えば多くの商材を取り扱っている問屋さんはとても分厚いカタログを使用しています。毎年その分厚いカタログを改訂していますが、毎年数千万位かけて制作、配布をおこなっています。しかしカタログがないと始りません。
それを電子化して印刷や配布のコストを大幅に削減した例もあります。
また紙のカタログ冊子の場合では目的の商品にたどりつくのに時間がかかるので、目次を作り、該当する商品名をタッチすると該当のページに飛び、見終われば目次のところに戻りたければ戻れる。利便性も向上するというわけです。

表現力を高めて受注につながるパンフレットに。

Q. パンフレットの表現方法は顧客の意思決定に大きく影響するのでしょうか。

A. 基本的には我々の方としては、今までのパンフレットだけではなくて、受注に結び付かないと意味がないと思いますので、キチンとしたセールスツールとしてパンフレットを作ることをお勧めしています。
コンセプトを言葉だけでなく動画などを取り入れてイメージで伝えることもできますし、
商品やサービスの利用シーンを具体的にイメージしてもらうこともできます。その方が顧客側も商品やサービスのセレクトをしやすくなると思います。

Q. 視覚的に商品を説明できる、というのは大きいですね。

A. 単なる写真で見せるだけの場合とは全然伝わるイメージが違うとおっしゃっていただけます。商品をよく理解してもらいながら、リアルなイメージを持ってもらえるツールになると思います。

<取材協力>

ネットサポート株式会社
代表取締役  小原沢浩様

関連リンク:http://www.netsupport.co.jp/
iPad、iBooksはApple社の商標です。


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