現場を革新。タブレット+レーザーバーコードスキャナーでリアルタイムに情報管理。

堅牢性が高い業務用タブレットが登場している他、フォークリフト用のiPadホルダーなどのアクセサリーを使用するなど、タブレットを作業現場で活用する事例が増えてきた。ハンディターミナルを使用していた作業も、タブレットで情報管理を行うことで作業工程が削減されたり、情報共有のスピードが上がった例も多い。タブレットと周辺機器の併用でその変革はさまざまな現場に及ぶ可能性がある。ここではタブレット、レーザーバーコードスキャナーを使いweb基幹システムで情報管理を行う例を紹介する。

堅牢な業務用レーザーバーコードスキャナーとタブレット。負担の少ないシステム開発で現場の作業を革新。


ユタカ電気株式会社で取り扱っている、無線技術対応の業務用ハンドヘルド型レーザーバーコードスキャナー「PowerScanPBT8330」シリーズ。Bluetoothを使用してタブレットと接続して使用することができる。この「PowerScanPBT8330」シリーズは離れた距離からのスキャンも可能で、反射ラベルでは1.5~ 12.5mの距離から読取できる。そのため大規模な倉庫での使用に適したスキャナーである。また2mの高さからコンクリート面に落下しても破損しない強度もあり、-20 ℃でも使用可能。過酷な環境下での作業や冷凍倉庫での作業にも使用可能だ。

バーコードを読み取ってタブレットで処理し情報を共有するには、そのためのwebを利用した基幹システムが必要である。webシステムを自社向けに一から開発すると、開発期間は長期に渡り大きな開発コストを要する。テスト運用から本格運用に至るまでの調整やメンテナンスの負担、さらには環境の変化によりバージョンアップが必要になった時には現場の業務にも大きな負担をかける可能性がある。そこで、システムの基本パッケージを利用しカスタマイズすることで自社にあったシステムを作り上げるという方法が昨今受け入れられるようになってきた。

東京システムインテグレート株式会社では、各社のweb システム開発の共通した部分を基本機能パッケージとして提供し、販売管理、生産管理、在庫管理、原価管理など、各社でのwebシステムの用途、利用環境、使い勝手にあわせて基本パッケージを作りかえ、導入企業にあったwebシステムを提供してくれる。

タブレットとバーコードスキャナー、基本パッケージを使用したwebシステムの開発で、現場の業務がどのように変わるのか、次項で紹介する。

入荷、在庫、出荷情報の管理が飛躍的に簡便化、迅速化。

バーコードスキャナー、ハンディターミナルを使用して資材の入荷や出荷管理を行っていた現場はこれまで多かったのではないだろうか。ハンディターミナルではなくタブレットを使用することで、パソコンでの入荷、出荷情報の再入力などの工程が削減され、管理作業が迅速化される。

レーザーバーコードスキャナー「PowerScanPBT8330」では離れた距離からバーコードの読取が可能で防水・防塵・耐衝撃性を持つため、鉄骨など大きな資材の入荷管理、出荷管理にも使用が可能である。そしてセキュリティ管理、権限管理、マスター管理等が含まれたWebシステムの基本パッケージから入出荷管理システムを作り込む。

入出荷資材のバーコードを読み取れば、瞬時に管理システムに反映されるため、拠点が点在している場合でも管理情報をリアルタイムでチェックできる。また部品や製品など複数の資材も一元管理が可能だ。

この仕組みを利用したときの資材の入荷、検収、出荷の業務の流れを見てみよう。
メールなどで受け取った入荷資材のリストのExcelファイルをシステムに取り込んで入荷の準備をする。資材が入荷されたらバーコードで読取、処理を行い入荷・未入荷を確認する。資材情報の補修処理をした上で配車情報を元に運送計画作成する。出荷時もバーコードで読取を行えば出荷・未出荷の情報がシステムにアップされ、出荷表を出力して出荷を開始する。


このように入出荷の情報の処理スピードが上がり、運送計画や出荷表の作成も簡便化される。もちろんweb上のシステムのため、海外の取引先や拠点との共同管理も可能である。
こういった仕組みは通関でも活用されているという。
管理資材等によって業務のながれは上記とは異なるかもしれないが、システムも汎用性の高い基本パッケージからその業務の流れにあったシステムが作り出せるため、自社でもこうした現場の業務改革が可能かどうか、ぜひ検討してみたいしくみだ。

<取材協力>

東京システムインテグレート株式会社  代表取締役  浅野 吉央様
ユタカ電気株式会社  営業部  次長  相宮幸彦様

関連リンク:
  http://www.sysint.co.jp/
  http://www.yutakaelectric.co.jp/


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